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南国トンボがやって来た、小さいうちわを携えて

もともと温暖な地域に生息していたタイワンウチワヤンマ。近年、分布域が北へ広がっています。

どんなトンボ?

タイワンウチワヤンマはお尻の先がウチワの形をしているちょっと変わった見た目のトンボです。日本には、このタイワンウチワヤンマと近い仲間で、同じようなウチワを持つウチワヤンマも生息しています。タイワンウチワヤンマのウチワはウチワヤンマより少し小さく、ウチワの内側に黄色い模様がない点が区別のポイントです。

いつ、どこで見られるの?

タイワンウチワヤンマは海岸近くの池や沼の近くに生息します。成虫は4月から11月に見られます。他のトンボの仲間と同様、ヤゴ(トンボの幼虫)は水の中で過ごします。成虫になるまでの期間は1年から2年で、冬期はヤゴで過ごします。

 

分布が北上中!

タイワンウチワヤンマは1930年代までは、九州南部(南西諸島を含む)と四国南部でしか確認されていませんでした。ところが、1950年代から徐々に分布が拡大し、2000年代以降は東京都や神奈川県でも発見が報告されています。地球温暖化による冬期の気温上昇が、以前より北方でのヤゴの越冬を可能にしたものと考えられます。

 

見つけたら気候変動いきもの大調査(バイオーム)に投稿を!

タイワンウチワヤンマを見かけたら、バイオームにぜひ投稿してください。みなさんからの投稿により、現在の分布状況を明らかにしたいと思います。

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