トカゲやカメなど、は虫類は自分で体の熱を作り出せません。このような生き物を変温動物といいます。
彼らは自分の体を温めるために、朝になると日の当たる場所でじっとしてひなたぼっこをしていることが多いです(図1)。そして、体が十分に温まると活発に動きはじめます。
このひなたぼっこは骨を作るのを助ける効果もあります。紫外線を浴びることで、体内でビタミンD3が合成されます。このビタミンD3は、カルシウムがタンパク質などと結合して骨になるのを助けます。は虫類たちは太陽のエネルギーをかしこく活用して生きているのですね。
図1. ひなたぼっこをするミシシッピアカミミガメ(Photo by 26iHO)