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身近な樹木の紅葉が遅くなっている!

[イロハモミジ Photo by さたに]

秋の風物詩、紅葉。それがどんどん遅くなっていることをご存知でしょうか。紅葉の晩秋化の原因は地球温暖化にあると言われています。

どのぐらい遅れているの?

地域にもよりますが、イチョウの黃葉はこの60年で15日、イロハモミジの紅葉に至っては概ね20日も遅くなっています。

[イチョウとモミジの紅葉 Photo by まっさand hiro-ma]

例えば、1960年ごろでしたら、東京でのイロハモミジの紅葉は11月中旬にピークを迎えていました。ところが、最近では12月にならないとピークが訪れない年も多いです。

どうして遅れているの?

[色とりどりの紅葉 Photo by MT]

紅葉のスタートには朝の冷え込みが大事だと言われています。イロハモミジやイチョウは、朝の最低気温がおよそ8 ºC以下になると紅葉が始まります。地球温暖化によって紅葉が遅れていると考えられています。

何故色づくのか?

[紅葉のメカニズム]

秋になると、冬に葉を落とす木々は、落葉の準備をはじめます。葉には光合成のために必要なクロロフィルという物質があり、たくさんの栄養が入っています。葉を落とすときに、クロロフィルまで捨ててしまうと、貴重な栄養分がもったいないです。そこで植物は落葉する前にクロロフィルを分解し、再利用可能な栄養分を葉から枝へと吸収します。クロロフィルは緑色の物質ですので、これが分解されると葉は緑色ではなくなり、他の物質の色が目立つようになります。これが紅葉として、映るのです。詳しくは下の図をご覧ください。

カエデやイチョウの紅葉を気候変動いきもの大調査(バイオーム)に投稿してください!

皆さんの身の回りの木々の紅葉はいつ頃でしょうか。カエデやイチョウの紅葉をぜひバイオームに投稿してください。地球温暖化が身近な植物に与える影響を皆さんご自身で感じ取ってもらえたらと思います。

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