
2020.11.25
2020.11.25
ニホンミツバチのエコ生態
寒い冬の間、ニホンミツバチは、巣の中で女王を中心とした球のような群れを作って、過ごしています。群れることで外気に触れる表面積を減らして、さらに、集めたハチミツを食べて体温を上げることで、群れの温度を30度以上に保ちます。これは、寒さで凍え死んでしまったり、ハチミツが固まってしまうといったことを防ぐための行動と考えられています。
ミツバチたちが無事に冬を越せるかどうかは群れの大きさにかかっています。小さな群れでは外気に熱を奪われやすいため、大きな群れに比べて蜂蜜を食べる量が増えてしまい、最悪の場合、ハチミツが足りずに全滅してしまいます。
まねび(まねて学ぶ)ポイント
ニホンミツバチの群れることでウォームシェアを、ハチミツを食べることで食のウォームビズを実践していると言えるのではないでしょうか。私たちも、寒い日は家族で同じ部屋に集まり、鍋を囲んで体を温めることで、暖房を節約することができます。
今年の冬は、3密の回避、定期的な換気など、「新しい生活様式」を意識してウォームシェア・ウォームビズに取り組みましょう。