ほとんど動かないことで知られるナマケモノは、食事も省エネです。なんと、ナマケモノは木の葉だけではなく、自分の体に生えた藻(も)も食べることが知られています。
ナマケモノの毛皮には通称「ナマケモノガ」と呼ばれる蛾(が)の仲間が住んでいます。研究によって、この蛾はナマケモノのフンなどを利用して生活する一方で、そのフンや死骸が肥料になっていることが明らかになっています。
つまり、ナマケモノは毛皮に蛾を住まわせてあげるかわりに、蛾から藻の肥料をもらっているわけです。自分の毛皮の上で、自分の食べ物を作るなんて、驚きの省エネっぷりですね。